2008年10月19日

猫玉

ほぼ20日ばかり過ぎました。

午後の日差しの明るい部屋にいると
座布団の上で猫玉になったこじやんがいるみたいで
つい目をやってしまいます。

昨日は、こじやんの使っていたキャリーやトイレを
丁寧に洗って、ここ2カ月ほどでたまりにたまった
ペットフード類をまとめました。

ネットでいくつかボランティアで動物の面倒を
みておられるところを探して、石川県の方に
送ることにしました。

クロネコさんに荷物を取りに来てもらったあと
妙にすかすかした玄関がさみしいです。
(前の部屋のときから玄関脇にトイレがおいてあったので)

部屋掃除がすごく楽になって、やる気なしだったりします。
(こじやんの毛が落ちてないし、私ひとりだし)

黒い服を遠慮なく着られるようになりました。
(くずとりのコロコロも出番があまりなくなったね)

座布団カバーも新しいのに変えました。
(迷ったあげく、同じ模様のを買ってきたんだけど)

今日みたいに天気のいい日は、こじやんがいたら
猫玉になって、うつらうつらしてただろうと思います。

そんな秋の一日です。


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2008年10月06日

感謝

まだ気持ちは浮ついたままなのだけれど
いろんな人が心配してくれてるおかげで
凹み気味ではありますが、無事に過ごしています。

土曜日は、1号と2号が来てくれて
日曜日は、イカサマ氏が来てくれて
(うちに来るなんて、めずらしい)
実家の母や友だちから電話があって
メールももらって、いやはや
ありがとうございます。

私の両手がこじやんの手触りと重さを覚えている間
私の耳にこじやんの首輪の鈴の音が残っている間
私の目がこじやんの姿を探してしまう間
もう少しの間、こじやんを抱えていようと思うのです。
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2008年10月02日

見送

木曜日

とうとう本当にお別れする日。

朝から落ち着かない気持ちをなだめるのに
般若心経を書くことにした。
一緒に焼いてもらおう。

ちょうどいいタイミングで少し前に
『聖玻璃の山―「般若心経」を旅する』夢枕獏を
手に入れたばかりだ。

一文字づつA4の紙に拾っていく。

小さい頃から般若心経を詠むことは
日常的なことだったので、詠むのは空でできるが
書くのは結構難しい。

しかも、単純な漢字を間違える。

3回書き直して、ようやく終わったと思って
詠みあげてみたら、終わりの方で
自分の口から出るのと、書いてる漢字が違う。

あやや;;;

書き直しているうちに、1行抜けてる!

いやー、やばい、やばい。
こじやんを迷子にしてしまうところだった。

細心の注意を払って、書き上げたところで
電話が鳴った。

「今からお迎えにあがりますが・・・」








それから、約1時間半。

こじやんは骨壷に収められて、帰ってきた。

もう泣かなくていいと思ったのに
かってに涙が出てきた。

悲しい?切ない?

うまく表現できない感情に心が揺れたときにも
涙は出るものね。

空が高いよく晴れた日でよかった。
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2008年10月01日

通夜

ショックを紛らすように、妹1号と2号と友達に連絡する。
近所のスーパーに花とろうそくとお線香を買いに行く。
ネットで、遺体の処置を調べる。

そうこうしているうちに、1号が駆けつけてきてくれた。

二人でいると、一人より泣けてくる。

もう一度きれいに体をふきなおして
ダンボールに新聞ひいて、バスタオルひいて寝かせる。
口から体液がしみ出てくるので、口元にペーパーをひく。

目を閉じてあげられなかったので、2/3くらい開いたままで
もしかしたら、やっぱり生きているんじゃないかと思う。

1号が体を触って
「なんかあったかくない?まだ息してるんじゃない?」という。

そんなわけないと思いながら、触ると
毛皮なので人の手が触ったところは、人の体温が残るから
少しあったかくかんじてしまう。

「あ、あったかいかも。いや、でも、動いてないやん、おなか」
「えー、そうかなー。ミーのときはもっと硬かったんで、背中とか」

こじろうはまだ下半身には少し脂肪がのこっていたし
おなかに腹水がたまったままだったから、背中やおなかあたりは
やわらかいままなのかもしれない。

毛並みも荒れてなかったから、本当に生きているようにも見える。

何回も、生きてるんちゃう? んなわけないやん。を繰り返しつつ
花を飾って、写真を立てて、線香とろうそくに火をつける。

明日は気温が高くなるらしいから、部屋にほっておくことも出来ない。

本当はどこか土に埋めてやって、新しい命の糧に
してやりたいところだけれど、そんな勝手に埋められるわけもない。
せめて、自分ちの庭でもあれば、と思う。

田舎なら山に埋めてやれるけど、この時間から実家に帰って
明日のためにトンボ返りはしんどい。

結局は簡易火葬のサービスを利用することにした。

この次に実家に帰ったら、骨を埋めてやろう。

1号が帰ったあと、静かになった部屋でこじやんとふたり。
とりとめもなくいろんなことが頭にうかんで
哀しい気持ちが波のようにひいたり満ちたり。

哀しすぎると泣けないんやね。今日始めて知ったわ。
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寿命

水曜日の夜

フライングして帰ろうと思っていたのに
間際になって、トラブルコール。

対応している間に問合せが入って
ようやく会社を逃れて、部屋にたどり着いたのが、7時すぎ。

そして、こじやんはひっそりと息を引き取っていた。

朝と同じ状態でそのまま静かに冷たくなっていた。

ああ。

やっぱり最期には会えなかった。

ゆすってみても、抱き上げてみても、反応はない。

当たり前。

当たり前だけど、おろおろして何度も名前をよんでみる。

なでまわしてみたら、今にも息を吹き返して
くれるんじゃないかと思ってしまう。

何時頃だったんだろう。

すでに死後硬直が背中と手足に出てたから
私が出て行って少ししてからかもしれない。

しばらくひざの上においたまま、呆然としていた。

覚悟はしてた。

覚悟はしててん。
でも、その覚悟が半端なものだったことに気づく。

こういうことやねん。

目の前で生命(いのち)が消えるってこういうことやねん。

どんな言葉を使っても、書きつくせない、心の痛さ。
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介護

水曜日の朝。

昨日に先生がシリンジをおいていってくれたので
口元にぽつぽつ垂らしてやると、くちゃくちゃと口を動かす。
状態は変わらない。

寝床にしているバスタオルを交換して
体をふいて、水を少し飲ませて、タオルを洗って干す。
おしめをつける、という一連の毎朝の作業。

これが終わるとようやくゆっくりとこじやんをなでてやれる。

介護ってこういうんだよな。

こじやんなんて、小さいから軽々と動かせて
私の体力は要らないけど、人間が相手なら
こりゃ、大変だと思う。

介護疲れで殺人って、ありえるよ。本当にそう思う。
愛情がふかければ、深いだけ、がんばってしまうだろうし
そうすれば、体にも心にも負担がのしかかる。

毎朝の作業をされるこじやんもうっとおしいに違いない。
でも、体をふいて、新しいタオルにくるまれると
やっぱり気持ちよさそうにみえる。

なでながら、いっそのこと会社を休んでしまおうかと思う。

私の仕事くらい、大したことじゃない。
一日休んだところで、事業が傾くわけじゃない。

それでも、やっぱり期末処理の後始末とか
部門にまたがって迷惑かける業務はこなすべきだろう。

時期が悪いって>こじやん

仕方ないので重い腰を上げる。

もうしんどかったら待ってなくてええよ。
当たり前や、もうそんなレベルにおらんわ。

こじやんがしゃべれたら、そんくらいのことは言いそうな気がする。

でも、最期くらい飼い主の顔見てからでええやん。
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2008年09月30日

役目

火曜日

左目の眼球にモヤみたいのがついていた。
でも、まだ私のことはわかるらしい。

前の病院の先生に往診を頼んだけど
今回も都合がつかないと断られたので
もう一度、先週の金曜日に来てくれた先生に頼んで
来てもらうことにする。

体温を計ると33.5℃

生きているのが奇跡のようだと言われた。

もうたぶん今夜が山になるでしょうから
見守ってあげるのがいいでしょう、そう言われる。

大きい体だったから、ためてた脂肪を使って
きっと今まで過ごせたんだろうという話だった。

「何も出来ないのが辛いです。」

「何も出来なくても飼い主がそばにいるだけで
安心するのだから、何もしなくていいんですよ。」

それを聞いて、なんとかこらえてた涙がこぼれてしまった。
獣医さんはセラピストの役目もしなくちゃいけないらしい。

この先生のところに連れていけばよかったな。
そう思ってしまった。
前の先生もよくしてくれたけど、最後の最後で2回も
ふられたので、悲しかった。

あとどのくらい一緒にいられるんだろう。

夜中に何度も目が覚めて、その度ごとに
お腹に手をあてて、まだ動いていることに安堵する。

安堵しながらも、どこまでこんな日が続くのかと
徒労感を覚える。

その時を待っている。

待ち続ける中で私は密かに解放を願っている愚か者。
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2008年09月29日

困惑

月曜日

こじやんはまだ呼吸があります。
少しだけどもそもそと体を動かせます。

でも、体を支えても、自分からお水は
飲めなくなりました。

あやや;;;

困った!
困ったよ!

会社は絶対に休めない。期末の処理がてんこ盛り。

困った。
困ったよ。

仕方ないので、ペット用おむつを買ってきた。

厭やんな。抵抗するだけの体力はないから
なすがままやけど、厭やんな。

でも、すまん。濡れたまま放置すると考えたら
あまりにもひどくて泣けてくる。

だから、悪いけど、帰ってくるまで我慢したってよ。

さんざん撫でまわして、家を出る。

帰ってくるときがどうなってるか不安を抱えつつ
どうにか持ってほしいと勝手な願いを持ちつつ
残酷にも解放されることを待ち望みつつ。。。

自分が最低の人間に思えてくる雨の一日。
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2008年09月28日

末期

日曜日になってしまった。

金曜日の夜から、断続的な睡眠になっているので
私の体もガタガタになってきた。

様子は金曜日からそんなに変わっていない。

目は相変わらずとろんとしたままだし
大きく動くことはないし
しっぽパタパタはしなくなったし
とっくの昔に鳴かなくなっているし
虚脱モード全開。

それでも、バケツのところまで連れて行くと、水を飲む。
(彼のお気に入りの赤いバケツで)

しばらくして、体を起こそうとがんばっているので
トイレまでつれていくと、下痢だった。

今日はいい。今日はこうしてついてやれるから。

汚れたおしりを拭くのがイヤなわけじゃない。
食べてないから、臭いもあまりないし
汚いとは思わない。

汚れたまま玄関でへたりこんだ姿を見るのが
辛いんだ。

どうしてそこまで我慢させなければならないのか。

金曜日の先生の見立てなら、私が看取ってやれる。
そう思ったから、何もしないことを選んだ。

では、そうでなかったとき、私に出来ることは何なのか。

水を飲む、トイレに行く。
まだそれができている限り、こじやんは
生きようとしているってことじゃないのか。

それなら別の病院に連れて行くなり
どうにかする方法があるんじゃないのか。

それもせずに、ぐだぐだとこんなこと書きつらねて
何がどうなるっていうんだ。










と、ここまで勝手に自分の中で盛り上がっておいて
ふと冷静に考える。

今のこじやんの状態は、末期的症状にはかわりない。
水を飲むのも、トイレに行くのも生体反応である。

かわいそうだとかつらそうだとかは、人間の私が
勝手に考えているだけであって、本人は
とっくの昔に達観しているのかもしれない。

たぶん、今の私に必要なのは、大袈裟に考えずに
待つことを許容すること。

なるべくそばにいて体をなでてやること。それでいいはず。






posted by 芳野 at 11:23| Comment(2) | TrackBack(0) | こじろうの記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

介護

そして、土曜日。

確かに、目はとろんとしているし
体に力が入ってなかったのだが
まだ、生きなければならないらしい。

ずっと横になっているけれど
ときどき、一生懸命に体を起こそうとする。

もうひとりで起きられないので
支えてやると、動こうとする。

こういうときは、トイレかお水を飲みたいようなので
まずはトイレに連れて行く。

そのまま落ち着けば、おしっこかうんちが出るまで、少し待つ。
そうでなければ、水をいれたバケツのところに
連れて行けば、自分から飲もうとする。

どちらにしろ、自分ではもう体を支え切れないので
手を放すを前足がずるずると開いてしまう。

今日はいい。明日もいい。私がそばにいてやれるから。

でも、月曜日になったら、どうしたらいいんだろう。
折悪く、期末なので、どうしたって休めない。

水曜日の夜くらいから、下痢気味のうんちが出るようになった。

木曜日、金曜日と自分でトイレまでは
なんとかたどり着けたみたいなのだが
そこから動けなくなったらしく
そのまま玄関のところにへたりこんでいた。

食べられないけど、老廃物は出るんだね。

まだうんちはもらしてないけど、おしっこは
トイレまで間に合わないことがあるらしい。

夜はペットシーツにタオルをひいて、一緒のふとんで休むけど
朝起きると、しっかりと跡が残っている。

ペット用のおしめパンツにしようかと悩む。

それって、こじやんのプライドを傷つけることに
なるんだろうけど、つきっきりでみることができないなら
仕方ない選択だ。

一人で抱えるのは、もうしんどいなぁ。
つい弱音が出てしまう。

こんなところで途方に暮れている場合じゃないのに。
posted by 芳野 at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | こじろうの記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

往診

金曜日、どんどん体力がなくなっていくこじやんを
キャリーに押し込めて病院に行く気にならず
往診をお願いしてみる。

でも、いつもの病院は都合がつかないと言われたので
いくつかの病院にあたってみる。

症状を話すと、たぶん行っても無駄だと思うと断わられた中で
甲子園駅向こうのお医者さんが来てくれることになった。

いつもと違うお医者さんの前でも、まったく
動こうとしないこじやん。

あらためて1ヶ月前からの説明をしたところ
もう今からの治療は難しいと言われた。

「体温が34℃くらいしかないので
 たぶん明日くらいが山かもしれませんね。」

「何かするより、このまま看取ってあげるほうが
 いいと思いますよ。」

覚悟をしていたものの、明日とか言われると
動揺してしまう。

苦しむことはないですかと聞いたら
たぶん、老衰ですぅっと息をひきとることに
なるでしょうねという答えだった。

「激しい嘔吐があるとか、痙攣がみえるなら
 ここで楽にしてやるのも出来ないこともないけれど
 この状態なら、見守ってあげたほうがいいですね。」

はい。わかりました。
そう言って、見送ったものの、どうしたものか
途方に暮れる。

そうか、もう何しても一緒かぁ。

火曜日に入れた輸液も動かないから吸収が悪くて
まだ手足に残ったままだものね。

明日、明後日は会社は休みだから
そばにはいてやれるけど、私には
待つしかできないと思ったら、泣けてきた。

飼い主としての、最後の務めはきちんと果たそう。
posted by 芳野 at 10:05| Comment(0) | TrackBack(0) | こじろうの記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月21日

期限

よろよろしてるけど、まだ何とか歩いてます。
(でも、今日はトイレに入ってるところみてないな)

けど、食べ物を口元に持って行ってたら、嘔吐く。
水を飲みかけては、とまどって
でも、私が後ろからはらはらドキドキ見守るものだから
申し訳程度に口をつけている。

横になって眠っているんじゃなくて
遠くを凝視しているふうに、ずっと目を開けている。

抱き上げたら、手応えなく軽い。
体がふにゃけている。

雑種でアメリカンショートヘアがまじってたから
最盛期は6kgを超えてたと思う。
今は4kgぎりぎりぐらい。

私の十分の一くらいの体重で
こじやんの体の中は戦闘中。

「努力性の呼吸」はかなりつらそうに見える。
あまり眠らないのはこの呼吸のせいじゃないんだろうか。
先生はそうとは言えないとおっしゃっていたけれど。

私が部屋を移動するのにあわせて
ヨロヨロと後追いしてくるので
何か伝えたいことがあるんじゃないだろうかと思う。

こじやんの鳴き声を聞いたのはいつだったかな。
8月のはじめは鳴いてたような気がするけど。

もう鳴き声も出ないんだよね。

胸のしこりは悪性だったのかもしれないよね。
今さらどうにもできないけど。

一緒にいられる時間の期限がどんどん近付いて
心がキリキリ痛む。そんな毎日。
posted by 芳野 at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | こじろうの記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

依依

今日は私の気持ちが比較的落ち着いている。
昨日までのオロオロ状態から少し抜け出た。

相変わらず、こじやんはごはんを食べる気まったくなし。
口元になんか持っていくとえづく。
もう1週間、なんにも食べてない。

昨日は水を飲みかけては(彼は今は赤いバケツからしか飲まない)
ためらってやめてた。

今朝は少し口をつけてた模様。
(飲むというより、私が後ろからドキドキはらはら
 見守るため、申し訳程度に口をつける)

食べてないけど、ときどきよろけながら歩いて寝場所をかえる。
(お風呂場かトイレの前が多い)

私が出掛ける支度をしていると、足元にフラ〜っときて
バタンと倒れこむ。
(体を支えきれなくて、うまく座れないのだ)

右側を下にしてしか横になれないらしく
なんともアンバランスな体形になって
顔も右ばかり下になるもんだから
妙に右側の毛がぺたんこになってる。

気が遠くなるように目に力のない時間が
長くなってくる。

それでも、少し用事をすませて、帰ってくると
迎えに来ようとして出てくることがある。

ドアをあけると、足元がおぼつかないから、
歩く音がどたどたして、姿をみせると
あえなくその場で座り込む。

そんな姿を見ると、もうドキドキして
もうええから、と思って涙が出る。
(どこが落ち着いてんねん)

大丈夫、大丈夫とこじやんに向かって言いつつ
本当は自分に向かっている。

意味ないけど「大丈夫」ったら「大丈夫」
posted by 芳野 at 00:24| Comment(0) | TrackBack(0) | こじろうの記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月19日

看取

誰かを看取るという行為に縁がなかった。

祖母が亡くなったのは、実家を出てからだった。
妹4号は交通事故だったので、最後は誰も会えなかった。

こじやんの具合が悪くなるにつれ
私のオロオロ度が高くなる。

私一人しかいないわけだから、オロオロしている場合じゃない。

わかっているのに、経験による判断がつけられず、途方にくれる。

輸液で命を繋ぐことが、こじやんのためになるのかわからない。
1ヶ月たって、おしっこに行けてるのなら
腎臓はまだ使えるのかもしれない。

それなら、吐かないのなら強制給餌でもなんでも食べさせて
体力をつけてやるべきなんだろうか。

そういう努力もせずに、ただ見守るだけの私は
飼い主失格だろうか。

輸液を入れだしてから、呼吸がしんどそうになってきているのも
すごく気になっている。

形容するのは難しいのだけど、意識して呼吸しているかんじなのだ。
ときどき疲れたように、フー、ハー、って大きく呼吸する。

先生いわく「努力性の呼吸」

昨日は、鼻をピクピクしながら、呼吸していた。
鼻息が聞こえるくらいだったので、鼻がつまり気味なんだろう。

今朝は、時々、体がビクッってなる。
その様子をみるたびに私の心臓もとまりそうになる。

しかも、何回か水を飲もうとしてヨロヨロと行くのに
口をつけるのをやめたり。
(まぁ、これは輸液のせいかもしれないけど)

とりあえず、自分で歩けているから
今日、明日という話ではないと思いたい。
posted by 芳野 at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | こじろうの記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月18日

矛盾

明日は夕方に台風直撃っぽいので、今日のうちにと思って
こじやんを病院に連れて行った。

あとで待つ人がいなかったので、少し時間をかけて
話をしてもらった。

けど、結局のところ、先生にも明確な指示は出せないみたいだ。

ごはんを食べようとしなくなったのが、腎炎からくる
消化器系の炎症(粘膜が弱くなるらしい)のせいかもしれないけど
それだけとも思えないと言われる。

このところ口をくちゃくちゃしているので、口内炎も
ひどくなってきてるらしい。
でも、人間みたいにマウスウォッシュで口をすすげるわけもない。

(くちゅくちゅやって、ペッ。 「いやー、さっぱりしたわー」って
 んな猫おらんやろ!)

口が痛くて食べられないのかどうか?
うーむ。それなら食べ物を持っていったときに興味を示すよね。
まったく無視やもんな。

今日のところは、輸液と胃の炎症を抑える注射。

強制給餌をしたほうがいいか、と問われたら
もちろん、輸液だけでまかなえるわけがないので
当然口から入る栄養は必要だし、したほうがいいという
答えるしかないみたいだった。

そりゃ、そうだよね。病院は治療をするところ。

今日のこじやんは目に少し力がある。
ちょびっと調子よさげ。

しかし、無理やり食べさせるのは、イヤやなぁ。。。。

無理やり病院には連れて行ってるけど。。。。

ああ、矛盾。
posted by 芳野 at 20:22| Comment(2) | TrackBack(0) | こじろうの記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日

昨日は病院の時間ギリギリに行ったら
患者さんが多くて、1時間待って
輸液をしてもらった。

時間が時間だったので、あまりちゃんと
診てもらえなくて、話もできなかった。

私は先生の前に行くと、どわーっと
言いたい気持ちが出てしまって
何も言えなくなる。

質問されると答えられるのにな。

今の先生はいい先生と思うんだけど
会話が微妙に食い違うので
たぶん私の言い方が悪いんだと思う。

どうしてやればいいのかわかんないんだ。

前の状態に戻るわけじゃないのはわかる。

じゃぁ。どこをめざして治療を続けているのか
いまいちはっきりしない。

輸液をやめれば、確実に今より悪くなる。
悪くなってどうなるかわからないので
とりあえずは輸液を続けるという選択。

でも、口元にごはんを持って行っても無視されるのが
続くようじゃ、なぁ。

なんでもいいから食べそうなものを見つけてくださいと
言われても、なぁ。

あんまりあれこれ出してもどうかと思うんだ。

調子悪くなる前はずっと同じカリカリフードを
文句なくちゃんと食べてたから、グルメじゃないし
何をやっていいのかわからないもの。

丸ごとのあじやいわしを買ってきて
ちいさくきざんでみても、無視。

かつおさんもダメ。まぐろさんもダメ。

魚はイヤになったのかと思って、この際だし
ささみとかとりミンチとか試したけど、気にくわないらしい。

んー、必殺カニカマ攻撃。
ちくわ、かまぼこすりすり爆弾じゃ、どや。

無視。

あのさ、「食べる」=「生きる」だと思うわけよ。

その昔、摂食障害やってた私がいうのもおこがましいのだけどね。
(今もその名残があるけど)

土曜日の晩ごはんのときには、無視だったから
4日も食べ物を口にしてない!

こうなったら、最終兵器「またたび」に登場願うか。




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2008年09月17日

昨日

ぐだぐだモードのこじやん。

横寝の体制がずいぶん長時間になっている。
思い出したように、箱ずわりするのだが
数分でずずーーっと体がくずれる。

体をなでてやると、息が少しゼェゼェするのは
のどゴロゴロができないせいなのか。

朝は足元まで出てきて、水飲んで
おしっこに行ってた。

休みたいと思ったけど、15日〆の仕事があるので
今日は行かなくちゃならない。

一人ぼっちにしておくのはイヤだったのだけれど
まぁ、一人暮らしだから、どうしようもない。
(妹2号も今日は仕事だろうし)

ものすごく苦しそうでもないし
ものすごく痛そうなそぶりもない。

でも、しんどいんやろなぁ。

目がうつろになって、眠りたいのだか
意識が遠のいていくかんじになって
ドキドキする。

どうなるんやろ。。。
posted by 芳野 at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | こじろうの記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月15日

沈着

朝を迎えて、また枕元で私は見つめられている。

「おはよう、こじやん。
 ご機嫌はいかがですかね。」

ふぃっと目をそらされて、横寝モード。

でも、左手にうっすらと何かついている。
水で薄めた血みたいな色。

慌てて起き上がって周りを確認したけど
血を吐いた様子はない。

口をこじ開けようかとしたら、ものすごく抵抗された。

まぁ、見たところで医者でもない私が
何ができるでもないし、間の悪いことに
今日はいつもの病院もお休み。

こんなことで無駄に体力消耗させてもしょうないね。

ここ3日くらいは吐き気もおそってこないみたいやし
このまま様子を見ようかと思う。

放棄したつもりではないのだが、休日に見てくれる病院を
探し出して連れて行ったとしても、状況からして
どないもならんよな。

ほんの3口くらいでやめたみたいだけど
自分で水を飲みにいったしね。

どんだけのことをしても、なくなるときは
なくなるんだろうと思う。

「これだけのことをした」と思いたいのは
私の勝手な思い込みであり、私のエゴに
こじやんがつき合ってくれているのだろう。

まぁ、最初っからそんなもんだと割り切ってたしな。
もしも、言葉がしゃべれたら、そんなふうに
言われてしまいそうな気がする。

「あんた、今さらやで」

はぁ、未熟者でごめんなさい。


posted by 芳野 at 10:49| Comment(0) | TrackBack(0) | こじろうの記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

掃除

食べ物を口元に持って行っても知らん顔する。
お風呂場にこもりっきりになった。

夜中にバタバタと音がしたので
飛び起きたら、トイレに近くに
コロンとうんち様がいらっしゃった。

あやや;;;

でも、めっちゃ久し振りに形になってるやん。

そして、おトイレには活性炭のせいか
黒いゆるゆるの物体。

6日ぶりくらいやね。

ただ、このところまったく毛づくろいをしないので
しっぽを持ち上げてみると、やっぱり汚れたままだった。

あやや;;;

ペット用のウェッティで拭き取ると
いつもなら、怒って厭がるのに
今日は反応がない。

具合の悪いおなかに何日もいたうんち様は
なかなかしつこい。

仕方ないので、お湯にタオルを浸して
ゆるくしぼって拭き取る。

濡れた感触が気持ち悪いのか、少し体をよじるけれど
鳴き声も出さなけりゃ、逃げ出しもしない。

まぁ、私の作業はやりやすいけどね。

ついでだから、洗ったタオルを固くしぼって
さらっと体をふいて、仕上げにやわらかいタオル使って
全体をもんでやる。

脱水症状が出てき始めてるのか毛束になってたところも
少し落ち着いて、ちょっとピカピカになった。
(まぁ、すぐに元通りになるねんけど)

掃除くらい大したことないねん。
だからええねんで>こじやん。
posted by 芳野 at 10:21| Comment(0) | TrackBack(0) | こじろうの記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月13日

常連

午後にガス警報機の取り換えに大阪ガスのおにぃさんが来た。
いつもなら猛ダッシュで消えるのに
ぐーたら横寝モードで動きもしない。

あまりにも動かないので、おにぃさんが
「おとなしいんですねぇ」と感心。

いえいえ、腎臓の具合がよくなくって
だるだるモードなんです。

もうおじいちゃんなので・・・

おじいちゃんといったところで、右耳がピクン。

あ。すまねぇ。

いやいや、つーかさ、社交辞令やん。
悪かったって。

人間の言葉は話せないけど、ニュアンスは分かってるのかも
しれないという反応が時々ある。

今日も輸液に行ってきた。

もともとそんなに暴れたことはないのだが
5分もじっとしてるのはつらいらしく
最後のほうは全力で抵抗してた。

でも、最近はカラーなしでも暴れない。
抵抗しても無駄だと悟ったのか、もしくは
もう面倒くさいのか。

病院の常連さんになっちゃったねぇ>こじやん。

それでも、目に見えて悪くはなってない。
体重4.5kgキープ中。

どのくらい続くんだろう。
どれだけ続ければいいんだろう。

たぶん輸液を止めたら、もう絶対にもたない。

いろんなブログやらホームページを見てると
たくさんの人が同じようなことを書いている。

自宅で輸液をしてる人やシリンジで強制給餌をしてる人もいる。
少しでも楽にしてやりたくて。

でも、本当にそれがいいのかどうか?

自分だったら、階段を自力で登れないくらい体力が落ちたら
もう自殺したい気分になると思うわけで。

安楽死でなくて、尊厳死。

言葉をかえてみても、生命を摘み取ることにはかわりない。
それでも考えてしまう。

まだ自分で体を動かせるうちに、まだ私の顔が見えるうちに
まだ自分で自分のことがわかるうちに・・・












預かった小さな命を持て余している私は
最低な人間だ。


posted by 芳野 at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | こじろうの記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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